住宅の省エネ基準は気象条件によって8地域に区分

地図 国は省エネ法において住宅の省エネ基準を設けており、 2020年に義務化されることが決まっています。

省エネ基準は左図の通り8地域に区分されます。北海道の寒い地域から1地域、暖かい沖縄県は8地域に区分されています。

茨城県では主に5地域のエリアが広く、水戸市やつくば市などが含まれます。しかし南北に長い茨城県では、5地域以外にも、4地域や6、7地域に含まれる地域もあり、地域にあわせた省エネ対策が必要です。

熱が逃げないようにする 外皮性能の省エネ基準をクリアする
省エネ基準における外皮性能とは、家の躯体の「断熱性能」と太陽からの日差しの影響を考慮するための「日射性能」で判断されます。

「日射性能」は夏は遮蔽、冬は取得できることが理想です。

断熱性能について
正式には「外皮平均熱貫流率」と言います。建物の断熱性能を高め、外気の影響を受けにくくする目的で基準が決められています。UA値と表記されます。数値が小さいほど高性能となります。

住宅の省エネ基準は気象条件によって8地域に区分

今後の住宅性能は
一次エネルギー消費量の削減で判断される

国は住宅の省エネ基準において、一次エネルギー消費量の算出基準を設けています。建築物では二次エネルギー(電気、灯油、ガス等)が多く使用されており、それを一次エネルギー(化石燃料、原子力燃料、自然から得られるエネルギー)へ換算することが出来ます。一次エネルギー消費量の算出には家の「断熱性能」「日射性能」「設備性能」「太陽光発電」の4つの性能値で算出されるため、今後の住宅性能を判断する上で、最も重要な指標となり、住宅性能を客観的に判断することが可能です

一時エネルギー消費量産出

ZERO EMISSION MODEL 一次エネルギー消費量

省エネ基準の一次エネルギー消費量算出ソフトを使用すると住宅性能ラベルを出力することが出来ます。 ZERO EMISSION MODEL の住宅性能は下図のラベルとなり、基準を大きく上回っていることが分かります。
MJ/(㎡・年)・・・床面積1㎡あたりの1年間で消費されるエネルギー量(単位MJ)
 住宅性能ラベル